昨年末にオーディオ友のO氏から、不注意で1本壊したのでペアを選んで欲しいと連絡がありました。使用アンプは昨年に私が整備調整した金田式DC OTLです。
このアンプに使う6C33Cはかなり厳密に選別しないとダメです。例えば規定のプレート電流があっていても、ヒーターやプレート電流の立ち上がりの差異も影響します。
O氏から生きている1本が届きましたが、これと同じような特性の球を選ぶのは、なかなか難しい作業です。
エージング済みの球はほとんど使ってしまい、あとは不揃いなのしか残ってません。不揃い品はシングルアンプならつかえますので残してありますが。
というわけで、数箱残っている中から1箱9本出してきてヒーターエージングを始めました。
この箱入り球はヒーターエージングをサボると電流が流れ無い球ができます。
9本を直列につないで、スライダックからAC100Vをジョジョにあげながら、24時間ほどかけてヒーターを馴染ませます。
エージングが終わると
シングルアンプを使って粗方近いのを選んでから、ペア測定します。ジヤジヤ馬6C33Cを9本から合うものがえらべれば、ラッキーですが生産ロットが同じでも、ペア選別は難しいです。
さて上手く選別出来る事かな?