真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

4D32シングルアンプの製作(2)

★ヤフーブログ復元シリーズ★(覚えている間に投稿)

 4D32シングルアンプの製作(2)

 

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4D32は、どんぐり型のカッコいい姿が人気で、中身もしっかり作られた球、オーディオアンプに使った場合、シングルで20W、プッシュプルで100W取り出せるハイパワー管です。

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MJ誌上でも時折製作記事を見かけますが、代表的なのは渡辺直樹氏のシングルおよびプッシュプルの設計製作記事、また征矢進氏の4DC方式によるシングルアンプがあります。また、Webでも製作例を見ることができます。

 

参考文献

渡辺直樹氏シングル:MJ誌2003年

渡辺直樹氏プッシュプル:MJ誌2003年10月号P-122

征矢進氏シングル:

 

当方はつい最近マッキントッシュ製初期のアンプ、4D32プッシュプルアンプを修理する機会がありましたが、このアンプについては本ブログ内に掲載しています。

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いくつかの製作例を参考に設計しました。工夫した点は電源回路で中でも4D32のスクリーングリッド安定化電源を真空管式にしました。(半導体を使えば簡単なのに!)

整流管にはダンパー管42EC4、安定化電源に6EM7、VR150GT、スロースターター用タイマーを設けました。このあたりは在庫球の活用も考え、あまり出番がない球を使いました。

 

主要部品は出力トランスはソフトン社「RW-40-5」、電源トランスにノグチPMC-500HG、シャーシはメーカ製穴無しを加工しました。

 

結果としてみてみると、シャーシの右半分は電源という大層な構成になりました、(トップの写真をご覧ください)