真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

50C5 SRPP

50C5 SRPP(4)

 

写真は測定風景

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ブログアップの為再測定した結果です。

製作した当時は、この便利な自動特性測定装置が無かったので、今あたらめて測定してみると少し変なところもありますが。(実は私が見たのも初めて)

 

上は周波数特性:赤R側特性のつもりだったが・・・、茶L側は意外。何かおかしいのかも?。しかしR側は高域低域とも変な凹凸は無い素直な特性。

 

中と下は歪率特性

最大出力は欲目にみても1W強/350:8Ω(0.1W以下はノイズレベルなので無視してください)

(負荷抵抗を600~800Ωにすれば2W近く出る)

通常聞く0.5W付近では歪率1%と悪くない。

 

 

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 こんな小出力でも高能率スピーカであれば十分な音量で鳴ってくれます。

マッチングトランスを付けると、その性能に影響されるが、このST-32は安価で良い特性、音も良い。しかし低域はあまり伸ばさない方が良く、できれば50Hzあたりから下げる方が音的にはよい。

出力コンデンサーは40uと6u(マッチングトランスの上方にある緑円形物)がパラにしてあるが、今は6uのみを使っている。

この出力結合コンデンサーは当初ケミコンにしていたが、フィルムコンに変えて音が格段に良くなったことを付け加えておきます。

 

最後に現在の回路図を再掲します、参考になれば幸いです。

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「50C5 SRPP」 はこれで終わり、次回は「15KY8A SRPP」です。