真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

2A3C SRPP OTL の製作(5)

2A3C SRPP OTL の製作(5)

 

オリジナル版の回路図は(1)で掲載しましたので、自作品 2A3C SRPP OTL の回路図を掲載します。何度かの改造していますので、現物と違うところがあるかもしれませんが、部品の追加交換や真空管の交換したのみで基本的な回路構成はオリジナルと変わりません。

 

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オリジナル回路より主に追加、変更したところは以下のところです。

★追加★

①マッチングトランス「TANGO FT-50-600」、およびスピーカインピーダンス選択スイッチ

②電源DC520V出力にオイルコンデンサー630V100uF

③2A3電流監視メーター及びメーターショートスイッチ

④入力ボリューム100kΩ

★変更★

①2A3→2A3C

②6K6GT→6V6G

③リレータイマー→小型タイマー

④電源部は特注したトランスに合わせた

⑤使用した抵抗、コンデンサー類のメーカや種類の変更

・出力結合用コンデンサーは東一電機メタライズドフィルムコンデンサー、630V47uf

・DC負帰還抵抗20W50k、

・6V6Gのカソード抵抗10w50k

 

なお、新作する場合、電源トランスの230V巻線を250~260Vにアップすれば最大出力は20W程度に増加可能でしょう。

 

裏側の写真を見ているとまだ改良の余地がありそうです。

 

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写真:音の響きが激変した東一電機メタライズドフィルムコンデンサー、630V47uf、追加したのでシャーシ内側に取付けている

 

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今改めてシャーシ裏を見ると取り替えたCR類の取り付けがよい加減だったり仮り付けしたままのものが見られますので、再度手を入れて仕上げることにしよう。

<終>

 

長らくの駄文にお付き合いいただきありがとうございました。しばらくお休みをいただき、次は宿題になっている「8B8差動アンプ」のOPT取り換え作業とその結果を報告する予定です。