★忘れないうちに投稿シリーズ★
この投稿は、ヤフーブログが閉鎖になり、投稿した記事の移行ができなかったため、過去の製作品を思い出しながら「はてなブログ」に投稿しています。
4P1Lパラレルシングルアンプ(4P1L pse)
ロシア製小型直熱ロクタル管
旧ソ連邦時代の軍用球で、発振や電力増幅用の高周波管。ロクタルベースの金属袴を履いたがっちりした造りです。
http://web1.kcn.jp/tube/4P1L.tube.data.html
以前からよく知られた「2A3」に比べると、@1kと格段に安価でしたので10本買いました。(CCI社)
回路の簡単な説明
全段直結動作です。前段は「14GW8」の三極部で増幅、五極管部によるカソードフロアで「4P1L」を直結ドライブしています。(いわゆるパワー管ドライブ)
「14GW8」による初段と次段との間は少し正帰還がかかり、
出力段は「4P1L」を三結で使用、136Vの高いカソード電圧によるDC負帰還がかかって簡単な回路ですが安定に働いています。
OPTの関係でパラレルシングルにしました 。このOPTは京都のオーディオ友H氏の製作になるもので、いただいたものですが300B用ダブルカットコアの優秀なOPTです。
電源は「5AR4」で整流し直結回路の立がりを安全にしています。
整流出力にはCHを2段にして出口側には100uFのオイルコンを奢りました。
「14GW8」と「4P1L」のヒーターはDC点火していますのでハムの心配はありません。
直結回路方式は段間に結合コンデンサーを使いませんので、その影響を受けませんが、他のCR部品の影響が目立つようになります。そのため「4P1L」カソード抵抗はデール製を使っています。(写真の4P1Lの間に見える緑色キャップをかぶせた抵抗で、シャーシ貫通型10W3.75KΩです)