真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

21LU8se OPT の換装(2)

21LU8se OPT の換装(2)

旧回路アンプの特性測定

早速取り替え作業にかかりますが、その前に既製作アンプの特性を測定しました。

使っているOPTはNOGUCHI PMF-10WSH(シルバー色仕様)です。このアンプを製作した時にはまだ自動測定するFRAアダプターが無かったため簡単なスポット測定してますが、自動測定した結果は以下の通りです。

 

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周波数特性

位相特性が500Hz付近でおかしいのかもしれません、これはKNFを掛けている影響があるのかもしれませんが、改造後KNFを外してPG帰還に変更したらなくなりました

40kHz付近からの高域にあばれが見られますが、これが音に影響しこのOPTの音質を決めているように思われます

 

 

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歪率特性 LRCH DIS 1000

1000Hzの特性はLRとも良くそろっています、通常聴くレベルの0.5W付近では0.5~0.6%とますますの状態です

最大出力は5W/5%

 

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周波数別歪率特性

普通によく見られる特性です、10000Hzがやや悪くなっていますが、LRCHとも同じような傾向を示しています。アンプ自体の特性もありますが、10000HzはOPTの高域特性の影響が見られます

 

 

 

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 <続く>