今年のオーディオライフ振り返り(3)
前回に続いて
②16A8CSPP
③16A8差動pp
この2台は「同じ真空管をつかって回路方式の違いが音にどのような違いがあるか」を検証しようと計画したのものです。
③の16A8差動ppは既に制作していますが、今回外観を合わせるため、以前の製作品を解体してこのシャーシに組み立てなおすように考えたものです。
②に関しては、その後に16A8がCSPPに適していないことが分かり、現時点では保留していますが、同じ球で回路方式による違いの実験ができないのが残念です。
この適していないというのは、aritoさんからのご指摘で、16A8は3-5極の複合管ですが管内には3-5極の間にシールド版がありそれが5極部のカソードにつながているため、CSPPによってカソードが大きく振られ、このシールド板も同じように振られて発振の原因になるためということです。
したがって次の候補球がまだ決まっていません
③を8B8で構成した回路図
真空管による差動方式で定電流部分を同じ8B8を使っています