真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

6C41Cppの修復(5)

6C41Cppの修復(5)

web検索で得た6C41Cの規格

これによると6C41Cのプレート耐電圧は

ヒータ冷時:600V

ヒータ暖時:450V

となっています

 

このアンプではスイッチON字のプレート電圧は425~450Vになり定格一杯となり球の弱いものがダメになったと考えられます。しかしこれでは安心して使えません。

 

対策として、

➀プレヒートタイマーを設ける、これはタイマーを付ければよい

②+bオン後ゆっくり立ち上げる、これはダンパー管42EC4を使って緩やかに立ち上げるようにしたが、42EC4ヒータの点火方式、一般には抵抗を直列に入れるか、30W程度のホーロ抵抗が必要になる

そこでコンデンサー・リアクタンスを使うことにしました。計算と実験の結果直列コンデンサーは8.69uF(フィルムコンデンサー値)を使うことに決定。(ただしこの値は60Hz地域のみ有効)

 

写真:若いころに良くお世話になった参考書を引っ張り出して 

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写真:手元にあったフィルムコンブロックを使って点火テスト

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写真:42EC4ヒータ電圧の確認

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42EC4用直列コンデンサーの取り付けf:id:arunas001:20210106094123j:plain

 

写真:ケミコン2個をシャーシ内に移してターマーと42EC4を取り付け、熱遮蔽板を付けた。

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写真:これで立ち上がり時のトラブルもなくない快調に働くようになりました

ACスイッチON後、タイマー90秒+43EC4ヒートアップタイム約15秒で動作状態になります

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忘れてましたが、真空管はロシア製で揃えようと6SN7を交換しました。

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あとはエージングが終われば測定データを取ります

しばしお待ちください。

<続く>