真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

21GY5 OTL の製作(3)

21GY5 OTL の製作(3)

⑪2A3 SRPP OTL

直熱管、古い歴史をもつ2A3を-パラレルSRPPで製作、原型はスティーブンスOTL、出力インピーダンスが高いため大型マッチングトランス600:2/8/16Ωを使用している。最大出力は15Wだが、音は素晴らしい(自画自賛!)

球の構成は12AU7-12AX7-6V6G-2A3C、2A3CはCHAINA-2A3Cを使っている、300B型の2A3

  

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⑫26HU5 OTL

本格的な宮崎式OTL、PTが入手できたので製作したが、作ってまもなくオーディオ友のもとへ嫁いでいった。格好も良く音も素晴らしい(自画自賛!)

水平偏向出力管を使ったOTLの典型的なアンプ、隠し味は後ろ側左右端に見える4個のフィルムコンデンサー、これが効いている!

 

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⑬6C33C OTL-PTL

私が製作したOTLの中では最大級アンプ、最大出力は80W/8Ω、16Ωでは100Wを超える

醍醐LPレコードコンサート用に製作したもの、アイドリング時消費電力は推定700W、自宅ではテストのために使う程度。

コンサートに使うためメンテンスがしやすいように監視メータを付けている

使用時は1KWの絶縁トランスを通して他の機器との安全を確保している。

これに使う6C33Cを選別するため、3箱27本購入し内8本を使用した

回路型式、前段は加銅鉄平氏の回路を、打消し回路はマコフスキー方式にしている

醍醐LPレコードコンサートでは活躍してくれたが、このコロナ禍で出番が無いのが寂しい

 

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⑭6082 OTL-PTL

加銅式で作ったもの。「6082」は「6080」のヒータ26V管、PTLなので使用時は絶縁トランスを使う、同じ球の「6AS7G/6080」があるがOTLにはこの「6082」が便利、このアンプもFB友に使っていただいている

 

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⑮ー1 7242 OTL MONO 2台

米国生まれの最大級レギュレータ管「7242」を使ったアンプ

原設計は森川忠勇氏になるもの、ドライバートランスが入手できなかったので

回路を一部変更している、放熱のため耐熱ガラス筒をかぶせているが発熱がすごい。

後に下記の13E1OTLに改作した、改作したわけは別途オー専科製7242OTLを入手したからである

7242はずっしりと重い球で電極も大きいので安定し音が良くなるまでに1時間ほどかかる、音の感じは6C33Cと比べると中高域にエネルギー感があり、聞きやすい音である、が、6C33Cとは好みがわかれるかもしれない。

 

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⑮-2 13E1 OTL

上記⑮-1 の出力管を13E1に変更したもの

13E1はSTC製でずんぐりして格好いい、が球の造りは7242とは全く違う。音は7242と比べ優しく綺麗、最大出力は20W/8Ωだったかな?冬場に活躍する現用のアンプ、

 

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