真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

21GY5(T) OTL の製作(10)

21GY5(T) OTL の製作(10)

朝から実験に取り掛かりました

 

リップルキャンセル回路を追加し実験開始

マイナス側からはシャープにリップルを打ち消してくれるが、これではどうしても1.3mVを切れない。プラス側を追加すると、わずかだが1mV前後に低下する、がこれ以上はNFBに頼るしかない。それでNFBを2db増やして12dbとして0.8mV低下した。

 

実験回路図

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写真:気休めに

CHを取り去ったところへ気休めに140uHを取り付け

 

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これは効果があるかどうか?

(パルス状ノイズ除去効果?)

ケミコンの穴は後で改造したので余計な穴があいている

 

 

写真:実験風景 

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写真:+側のリップルキャンセルを加えると1mVを切った

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写真:NFBを約2db増加して0.8mVに(1mVレンジ)

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LCH側だけですが、何とか目標達成!これでチョークコイルが省略できた、

 

結果をまとめると

 

ノイズレベル:0.8mV
負帰還:12db
最大出力:12W/8Ω 、20W/16Ω
 
となりました。
これでノイズレベル1mV以下を達成しました、またCHを外した分、主電源の低下が少なくなり最大出力が増えました。
 
真空管ヒーターを直列にしてAC100Vから点火しているのでノイズレベルをさらに下げるには、これをDC点火すればまだ下がる可能性があるが、目標の1mVを切ったのでこれで良しとします
 
しかし、このバラックのままでは視聴出来ませんので、リップルキャンセル回路をシャーシ内に組み込み、最終調整をします。

 

この追加部品をどこへ付けるか、次の検討課題となりました。

 

写真:宙ぶらりんの実験回路

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