真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

古いLUXKIT A3500 の修復(6)

古いLUXKIT A3500 の修復(6)

 

スベトラーナ製EL34に取り替え

松下はベースが黒色

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スベトラーナはベース茶色

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出力管EL34のDCバランスを再調整を始める

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プレート電流の確認(+B電圧とOPTの両端電圧の差をおよそ8Vに合わせる)

OPT一次側のB-P間の内部抵抗は約150Ωなのでプレート電流は約53mAとなる。

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AC100V時にB電圧は475V、DCバランスの最終調整

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1時間ほど様子を見てます。 

 

簡単に特性測定してみると

最大出力:50Wを少し超える

歪率:1W時0.05%以下と少ない

周波数特性:高域は90kHz-3db、低域は10Hz-0,3db

 

再生ラインに繋いで視聴中、第一声は?

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ややハイ上がりのさわやかな音が出てきた

これまで何台かのA3500を聴いてきたが、明らかに違った感じだ

最近修理したA3500でも、このスベトラーナ製を使ったがそれとも違うようだ

 

スピーカーはFAL、音源はCDとFM

 

半世紀以上も前の古いアンプがよみがえった!

 

自画自賛!!!

 

電源トランス、アウトプットトランスは健在であった

 

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茶色ベースが映える 

 

このA3500の修復報告はこれで一旦終わります、長らく拙文にお付き合いいただき誠にありがとうございます

 

このあと、FRAアダプターでの連続測定は機会を見てやるようにします。

 

また、もう一台残っているボロボロのA3500を修復するのは少し先になりますが、再生出来たら二つ並べて試聴したいと思っています。

 

<完>