真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

LIXMAN NQ-36 修理(1)

LUXMAN MQ-36 修理(1)

 

NY氏から依頼があった2A3シングルアンプの修復が終わりましたので次のMQ-36の修理に取り組みます

 

写真:MQ-36(カバーは外してある)

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このMQ-36はSK氏の下に嫁いでいたもので、先日お使いになっていたところ6336A一本のプレートが赤熱しているを見て急遽運転停止してもらったものです。

 

このアンプは冬場に整備調整しましたので異状なく働いていましたが、夏場に差し掛かりシャーシ温度が高くなりその結果バランスVR接触不良を起こして、不調となったものです。古いアンプは十分留意して整備しても使っているうちに何か事故が起こるものです。

 

このバランスVRは6336Aの傍についているのでその強烈な熱でシャーシ温度が上がりそれがVRに伝わて接触不良を起こし6336Aを赤熱させます。これは電源を一旦落としてアンプが冷えてから再度ONすると直っているので故障と築かない場合があります。

6336Aは頑丈な球ですので短時間の赤熱であれば大丈夫ですが、気が付かないで赤熱したままにしておくと暴走して球をダメにします。

 

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それでVRを交換することにしました、しかしこの交換作業も大変で簡単ではありません。なぜなら、狭いシャーシ内にギリギリにつけてあるからです。

 

写真:右下のスイッチの下に1個ついている、左下は邪魔するものが無いので取り換えは楽

 

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写真:下に見えるのがチェック用スイッチアセンブリー、これが実に大変、このスイッチを取り外しギリギリについているのでVRを取り外すのも付けるのも大変!

 

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つまり、4個あるうち1個は簡単に取り替えられますが、VRのボディー高さが少し大きいので、他の3個はギリギリです。

内1個はACスイッチのすぐ下にあり、スイッチを取外さないと取り替えられませんし、また、ACスイッチを取り付ける時はVRに当たって取り付けられないのでスイッチを横向けにしなければなりません。

 

あとの2個は押ボタンスイッチアセンブリの下についており、このスイッチを外さないと取り替えられません。これもギリギリ一杯です。

 

ということで午前中の3時間ほどかかってようやく取り替えました。

 

やっているうちに、かなり以前に修理し十時も難儀したことを思い出しました。

 

午後から慎重に通電テストしましたが、R側は問題なく働くようになりましたが、赤熱したL側は芳しくありません。球間バランスと電流は何とか取れますがPPバランス調整とバイアス調整がうまくとれません。この原因究明と処置は明日にすることにしました。