7241シングルアンプの製作(2)
7241シングルアンプの製作構想
写真:自作 7242 OTL
使用部品の関係で森川氏と宮崎氏とを足して2で割ったような回路構成となりました
このアンプは後に「7242」から「13E1」に変更しました
7241シングルアンプの製作構想
「7241」は、この自作「7242 OTL」を製作したときに7472と7241を同時に買ったことに始まります。これは予備球として7241も一緒に買ったと言うことなんですが、このアンプは後に「13E1」に改造し、その後に他家へ嫁いでいったので7241を使うことがなくなってしまったのです、
写真:13E1に交換した
そこで何とか生かすことを考え、今度はシングルアンプにしてみようと製作構想を始めました
7241シングルアンプの場合、検討しなければならないのが
①ヒーター電力6.3V7.5Aの取り方
②0.3~0.4Aも食うB電源
③強烈な発熱の対策
④自己バイアスカソード抵抗の選び方
①のヒータはなんと6.3V7.5Aも食いますのでステレオで使うとなるとこれが2巻線必要になります。いろいろ検討し、結果として在庫の6C33Cシングルステレオ用TANGO MS-520をモノラルで使うことにしました。
このトランスのヒータは6.3V6.6Aですから7.5Aはちょっと無理がありますが、幸い2つありますのでこれを並列につないで7.5Aを賄います。
②のB巻線は、ブリッジ整流520mAですから、球1本なら0.3~0.4Aが賄えそうです。
それでタンゴ MXー520 6C33Cシングルステレオ用電源トランスをモノラルで使うことにしました。
③の対策は後程シャーシ設計のところで考えますが、ゆったりとした大きさのシャーシにします。無理に小型化するとファンをつけたりしなければなりません。
④自己バイアスカソード抵抗の選び方
回路説明で触れますが半固定バイアス方式にしますが、球を選ぶと自己バイアスでも動作可能です
OPTの選定
6C33Cシングルアンプ用ゼネラルトランス販売「PMF30WS-600」を使います、このOPTの一次側許容DC電流は480mAもあります
CHの選定
当初、ゼネラルトランス販売PMC-440H(4H420mA)にしましたが、チンチンに熱くなるので後に500mA型に変更しました。