真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

COUNTERPOINT SA-4 6LF6×8 DC OTL AMP(6)

COUNTERPOINT SA-4 6LF6×8

DC OTL AMP(6) 通電チェック

基板の改造が出来ましたのでいよいよ通電チェックに入ります。

通電は要所の電圧をテスターで監視しながらスライダックを使って慎重にします、一番最初に電源をいれるときはスライダックで1時間ほどかけて徐々に電圧を上げてゆきます。その間は、煙が出ないか、焼けたようなにおいがしないかなどを注意深く見ながらします。これは古いケミコンの機能回復のためですが、長い眠りからゆっくりと目覚めるようにやさしくやります。

 

最初にヒーター点灯テスト

真空管を差し込みその他の電源は働かないように外してヒーター点火のみのテストです

このテストは基板上にヒーター線が端子盤で中継されているので、接触不良などが起こりやすい。

 

写真:6LF6はヒータが暗いのでわかりにくい

 

ヒータの点火が確認出来たら、真空管をいったん抜いて、主電源など全部のDC電圧をつなぎ、テスターで監視しながらします、この時もスライダックで徐々に電圧を上げてゆきます。無負荷なので電圧が高めにでるのでACは90V程度で止めておきます。テスターは4~6台あると便利です。

 

写真:テスター4台を動員して主要部分を同時監視、電源パワーが大きいので十分慎重にします

 

異常がなければ動作状態に入りますが。このSA-4の場合は最初の通電では赤ランプがついたままで緑にはなりませんでしたので細部の調整必要でした。

以下の文は当時FACEBOOKに記載した2号機の記録から抜粋です。(2号機の調整)

 

SA-4の修理再生
今朝から電源をいれました、、❣️
スライダックでAC100Vを徐々に様子をみながら上げていきましたが、80V位になったたとき、出力部基板付近で突然パン!と大きな音.急いで電源OFFしたが、、、
先の1台がスンナリ行ったが、2号機は少し不安があった。
球を外して基板を点検したが、抵抗や部品がパンクした形跡がない?
うーむ?
昼から落ち着いて見よう!
 
パーンと音がしたのは、基板上に細かい金属粉か?フェライトビーズが他の線上にあってスパークしたと判断、部品が壊れた様子はありませんでした、ヤレヤレ^_^
基板上を掃除し、フェライトビーズが他のパターンに触れないようにして、電源再投入、何事も無かったような気配。メーターをチェックしている内に出力断となりました。
動作中に電圧チェックすると、Esg-up/botとも約200Vで正常、バイアス電圧がup/botでかなり違いがありおかしそう。直結アンプなので、バイアスは増幅段の可能性があるので明日に調べます。
今日はここまで
 

なんかトラブルが起おこりますね~

 

写真:これは電流過大で、100mA以下にします