真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

プリアンプ

プリアンプの修理  

今朝から試聴してますが、大丈夫ですね 

いろいろ処置しましたが、原因は半田つけ不良と球6922のピン接触不良でした.

 

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昨夜の様子

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お預かりしているこのプリアンプ、なかなか

シッカリ作られていて、プリント基板が簡単に取り外しできないし,シャーシ裏側から点検修理ができない 

昨日は、思い切ってプリント基板をはずそうと思ったが,どう考えても簡単な作業では無い,製作時は、順にとりつけ半田つけすればよいが、外す時はその逆手順でやらなければならないのでやっかい、中でもこのRCA端子18個を無傷で取り外しは大変‼️

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と,ちょとと待てよ,まだ、電源と確認した訳ではないので,基板を外す前にしらべることが残っている、と思い基板の表面からできることをやってみた。

電源はスイッチング電源になっており、盛大にスイッチングノイズがでている、基板回路には、随所にそのノイズ対策がしてある

本機は6922によるバッファアンプで、フォノアンプ、イコライザーアンプはない、入力信号は1V基準であるから、微小信号増幅によるハムノイズではない。

再度,いろいろ調べたが、ケミコンをはじめ電源がおかしいとは考えられなかった、

オシロの波形を頼りに調べたら真空管の入出力のところで、ノイズが観測できる、はてな?球を変えても様子は同じなので球ではない、

球の入力側にボリュームがついているが、基板に付いている。

テスターで各抵抗を測っても異常無さそう.

次はハンダ付け不良を疑って、真空管ソケット、各抵抗、VRなど基板の表面からできる20箇所ほどの半田付けをしなおした。

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そうしたら、オシロ画面からハムノイズは消えたではないか‼️

これが正解だったが、半田付けし直した20箇所の何処であったかの特定は出来なかったが、一番疑われたのはVR真空管ソケット.

結果から原因を考えると、VRは何度も良く回すので、操作のショックで、端子とパターン間の半田付けがゆるんできた、

真空管ソケットは熱ストレスで、半田つけが緩んだ。

オーディオルームに持ち込み、音出しをしたところ、R側のハムノイズは消えていた。

しかし、通電後しばらくするとL側から微かにガサゴソノイズが聞こえるので球6922を7DJ8に交換したら消えた.

この状態で試聴を続け,異常なさそう❣️

 

追記、

ノイズが出る球6922の処置

ピンがかなりサビているので,磨いてスクワランオイルを塗って再生、ガサゴソノイズは無くなった。