真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

真空管OTLアンプ研究-10

真空管OTLアンプ研究-10

フッターマン型OTLアンプ-① :H-1型の製作

<フッターマン型OTLアンプについては、過去のブログにもしばしば投稿しているので、参考にしてください>

 

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フッターマン型OTLアンプには

H-1、H-2,H-3、それにOTL-***などがある

この内市販されたのはH-3とOTL-***でH-1を改良して発表されたのがH-2である、

 

最初のH-1が発表されたのは1954年(S29)頃、その後にH-2が発表され,我が国ではアマチュアアンプビルダーによりラジオ技術誌などに発表された。

 

私がこのフッターマン型OTLアンプに関心を持ったのはラジオ技術誌1961年(S36)5月号に発表されてからである

「テスター1台でだれでも成功する」とのキャッチフレーズに惹かれたからである

(写真の右上に見える)

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しかし、当時は製作する技量も資金も無かったので

記事を眺めて満足していた。

 

武末数馬著「OTLアンプの設計と製作」から

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そして幾星霜、70歳を過ぎて遂にその機会に恵まれた。

新品真空管12B4Aを50本もまとめて入手することができたからである。

それでH-1の製作構想に

、最初はオリジナルH-1をそのまま追試の予定であった 

丁度,タイミング良く当時のラジオ技術誌にフッターマンH-2型OTLアンプのシミュレーション記事が連載されていたので,それらも参考にしてH-1型として設計製作した、したがってオリジナルH-1の追試では無く,それらの参考資料による拙設計製作になる

フッターマン型H-1OTLアンプである

 

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真空管が沢山並んでいるが、

球の並びは

6AU6-6S4A-6S4A(×2)-12B4A×16 のモノラル

球数は20本、LR合わせ40本を使用

PTはSANSUI PV-270

12B4A×8のドライブに6S4A(CF)を使用した。

 

なお、このアンプは、関西のオーディオ友H氏のお世話になっている