真空管OTLアンプ研究-14
フッターマンH-2型OTLアンプについては、後日別項で詳しく掲載します。
今回は、フッターマンH-2型OTLアンプの亜流として
40KG6A×2×2 OTLについて

このアンプは大型水平偏向出力管40KG6Aを2本でSEPPを構成し、Ep<Esg 方式にしたステレオOTLアンプである
つまり、増幅段はH-2とおなじ6AN8、出力段には
H-3型で使われたEL509のヒーター40V球PL509/40KG6A(Ep<Esg)にしたもので、いわば
H2+H3を合わせたようなアンプである
実は、出力段はMJ誌に掲載された金田明彦氏のDCアンプ40KG6A OTLからヒントを得た
氏の記事を見て、これはH-2にもいけそうだ、と思って製作してみた結果、大変高性能なOTLアンプとなった。

<追記します>
K氏DC OTLとの違いは
全真空管方式交流結合で、出力段40KG6A SEPPの上側球Esgの与え方に違いがあり、このアンプでは出力端とSgの間にEsgを供給している、いわば正攻法にしている。
K氏の方は下のカソード電位を基準に上球には2Esg電圧を与え、LR共通電源としている。
そのため本機では、EsgをLR共通1回路とLR独立2回路分、つまり3回路を設けている
そのため通常の出力管三結使用のOTLより電源回路が複雑になっている。
したがって使った球数は片方で3本,LRで6本使っだだけにもかかわらず、電源回路がかなり複雑になった。
なお,このEsg電圧は非安定化電源であり、フッターマンH-3型のような安定化電源ではない。
また,このアンプにはもう一つ仕掛けがしてあり、赤と白シールを貼ってある真空管ソケット部分が、出力管をCFドライブするための6463をつけられるようにしてある(配線変更する必要があるが)
これを使うと最大出力が20%近くアップし、18 W→22Wになる。(現品は取り外している)
なお、このアンプはFBFのK氏の下で活躍している。