真空管OTLアンプ研究 修理編-4
COUNTER POINT SA-4 mono 2台
第九話
SA-4のDC安定度
回路図(再掲)

無事に通電、動作しました、しかし、ここまでくるのに通電後の2日を要しました。
その理由は、SA-4修理が初めてなので、各部の電圧と回路図による動作解析と現物動作チェックを一つ一つ確認しながらすすめたからです。
特に、出力管のIk確認は、全体のDCバランスにも影響するので、少しずつたしかめながら進めめました。
当時の投稿を見ると、1台目は6日を要したが、2台目は4日間でできたことを見てもそれがわかります。
写真:発振防止対策
6LF6プレートキャップの根本に対策用部品をとりつけた。発振対策はオリジナルでもされてあいるが、出力管はSEPP×4パラレルに使うと発振しやすくなるので、オリジナルには無かった発振防止コイルを付けた
使用中に万一発振すると、DCバランスが崩れて危険である

DCバランス安定度
そして、最後の確認がDCアンプの要、DC安定度つまり出力端子のDCゼロバランスです。
このバランスが,何かの原因で崩れると、つまりDC電圧が出ると、貴重なスピーカーを飛ばすことになります。
DCバランスが崩れる原因は幾つもありますが、大雑把に考えて、
①真空管の劣化
②各所に使われている定電圧ダイオードの劣化
③半固定抵抗の接触劣化
④電源の小型ケミコンの劣化、(これは元のケミコンは劣化していた)
⑤温度上昇による部品の劣化(リレーの劣化ごあった)
⑥動作点の選び方
などが考えられる
修理作業する側からすると「元はちゃんと働いていたから、悪くなったところがなおれば上手く働くようになるはず」と、悪くなったところを見つければよいはず、
それで、部品に異常があり、取り替えた部品により正常に働くようになった、と考える事ができる
と、前提をして,DCバランスの動作状態を確認する、
DCバランスが崩れて出力保護リレーが働く条件を調べるには
①DCサーボ回路(DCフィードバック)動作
②AC100Vラインを90〜105V変える
③出力をゼロから最大出力まで変化する
④動作時の温度上昇による動作変化
⑤その他
第十話に続く