真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

真空管OTLアンプ研究-11

真空管OTLアンプ研究-11

フッターマンOTLアンプ-2:H-2型

今日は令和7年7月7日、七夕の日、ラッキー7が3つ並んだ日,特別な日になるかな?

 

H-2型はH-1の改良型として発表され,我が国にもいち早く導入されて製作例も多い。 

 

改良された点は

増幅段は6AN8に、出力管12B4Aが2本追加されて10本となった

 

写真は前回に掲載したラジオ技術誌から吉村貞夫氏の発表から

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ある時、ヤフオクに出品されていた上の写真に似たジャンク品のアンプモノラルを4台をゲット、内2台をリニューアルした。あと2台は今も倉庫に眠っているが,機会を見て製作したい。

 

電源トランスなど主要部品はそのまま使い、抵抗やコンデンサ類は一新、シャーシも塗り替えて真新しくした。

電源回路を一部改良しているが、オリジナルH-2に近い構成としている

球の並びは

6AN8-12B4A×10

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後にサイドウッドをつけて格好良くなった

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このアンプはオーディオ友N氏に嫁いでおり、活躍している

 

元のアンプ写真が見当たらないので、出てくれば掲載する

 

なお,このH-2型OTLアンプは、出力管を6C19Pに変更した型を次回に掲載する

真空管OTLアンプ研究-10

真空管OTLアンプ研究-10

フッターマン型OTLアンプ-① :H-1型の製作

<フッターマン型OTLアンプについては、過去のブログにもしばしば投稿しているので、参考にしてください>

 

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フッターマン型OTLアンプには

H-1、H-2,H-3、それにOTL-***などがある

この内市販されたのはH-3とOTL-***でH-1を改良して発表されたのがH-2である、

 

最初のH-1が発表されたのは1954年(S29)頃、その後にH-2が発表され,我が国ではアマチュアアンプビルダーによりラジオ技術誌などに発表された。

 

私がこのフッターマン型OTLアンプに関心を持ったのはラジオ技術誌1961年(S36)5月号に発表されてからである

「テスター1台でだれでも成功する」とのキャッチフレーズに惹かれたからである

(写真の右上に見える)

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しかし、当時は製作する技量も資金も無かったので

記事を眺めて満足していた。

 

武末数馬著「OTLアンプの設計と製作」から

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そして幾星霜、70歳を過ぎて遂にその機会に恵まれた。

新品真空管12B4Aを50本もまとめて入手することができたからである。

それでH-1の製作構想に

、最初はオリジナルH-1をそのまま追試の予定であった 

丁度,タイミング良く当時のラジオ技術誌にフッターマンH-2型OTLアンプのシミュレーション記事が連載されていたので,それらも参考にしてH-1型として設計製作した、したがってオリジナルH-1の追試では無く,それらの参考資料による拙設計製作になる

フッターマン型H-1OTLアンプである

 

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真空管が沢山並んでいるが、

球の並びは

6AU6-6S4A-6S4A(×2)-12B4A×16 のモノラル

球数は20本、LR合わせ40本を使用

PTはSANSUI PV-270

12B4A×8のドライブに6S4A(CF)を使用した。

 

なお、このアンプは、関西のオーディオ友H氏のお世話になっている

 

 

 

 

真空管OTLアンプ研究

真空管OTLアンプ研究-9 

6C33C-B OTL mono

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前身のEC33Cが出回った時期があった.その折りに10本買い込んだ

この時は@10K円したと思う。

そしてソ連が崩壊、ルーブル安でロシア製真空管が安価で多量に入ってきた。その中にこの6C33Cがあり、一躍6C33C-BブームとなりMJやRG誌を飾った。この頃は@3K円程度に下落、ブームにあやかり最終的に5箱(45本)買い込んだ。

今も3箱(27本)分残っているが、エージングし選別しないとOTLアンプには使いづらい.

 

球の並びは

12AX7-12BH7A-6C33C.12BY7Aの宮崎式にした、

電流計とバランス計をつけているので、メンテは楽にできる

電源トランスは特注、シャーシは知り合いの板金屋さんが作ってくれた、

後方の箱の中にトランスとケミコンを入れたので、スッキリした外観をしている

何度か改良して、長らく活躍してくれた愛着のあるアンプであった、

今はオーディオ友のS氏に嫁いでいる

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6C33Cの選別

 

真空管OTLアンプ研究-8

6C33C-B×4×2 OTL-PTL

 

これまでFacebookに投稿していましたが,長文になりFBの投稿には向いて無いので,はてなブログに投稿先を変えました、FBにはリンクで投稿します.

したがって,これまてFacebookに投稿した内容はそのままにして,適時はてなブログに転載します.

 

真空管OTLアンプ研究-8

OTL-PTL-5

6C33C-B×4×2 OTL-PTL


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醍醐LPレコードコンサート用に製作した。

京都市醍醐交流会館ホール(定員200名)は広いので、大出力OTLアンプが必要となった。

 

写真:醍醐LPレコードコンサート

ホールで多数のお客様を迎えて開催した

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全体の回路構成は、先に掲載した「6082×4×2 OTL-PTL」を基にしたので,出力管が6082から6C33Cに変わり電源を強化したもの

最大出力は80W/8Ω、120W/16Ωの大出力OTLアンプとなった。

 

このアンプに使った6C33Cはよくエージングした18本のなかから、特性の揃った8本を選別した。

調整中にジャジャ馬のごとく暴れまわり、確しか2本飛ばしでしまった。

最終的にクワッド(4本)を2組に分けて使うようにした

ちゃんと調整出来れば、あとはエージングをしっかりやって安定に働くようになった

6C33CのIpと動作中点監視用のメーターを付けているのでメンテは簡単にできる

 

会場で聞いて頂いた方々には、このアンプの音、迫力がは「凄い❣️」の一言

 

しかし、ホール開催は会場費がかかるので、4回ほどで取りやめになり、このアンプはあまり出番がなかったのは残念である

 

現在このアンプは、真空管6C33Cを他のアンプの補修に回してしまったので,球無しで保管している

 

写真説明

自宅でテスト中、右の絶縁トランスを使っている

猛烈に暑くなるので、ファンで空冷している

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裸の格好
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醍醐LPレコードコンサート風景追加

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壇上に設置
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*使ったスピーカーシステムの写真が出てこないのであれば後から追加します

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暑いですね〜

毎日猛暑日

暑い暑いと言っても涼しくならないですからね〜

我が3Fの工房とオーディオルームは連日体温並みの室温

日中エアコンを入れても外気温が高いので室温は28度以下にならない

熱中症になっては大変なので、1F居間に避難しているので,アンプ製作は中断したまま

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今朝は、昨夜の夕立ちで少し涼しく感じられる

 

 

6CX-1

コーラルスピーカーユニット 6CX-1(16Ω)

このスピーカーが発売された頃、憧れのユニットだった.1個だが思わずゲット!

1960(S35)頃の発売品

当時の価格:2400円(当時の給料は8000円位?)

 

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古い雑誌から

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2025年前半期自作アンプ

今日は6月30日,明日からは後半期にはいる

月日が経つのが早く感じられのは歳のセイ?

実時間に比べて体内時計が遅くなるから、時間が早く過ぎてしまうように感じるのかな?

いずれにせよ、命の時間が刻々と過ぎてく。   

 

この時点で半期の新作アンプをまとめると

 

①21A6(B) SRPP×2  昨年暮れ〜

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②フッターマンH-2型10CW5×10×2 OTLf:id:arunas001:20250630090321j:image

 

③フッターマンH-2型 6C19P×8×2 OTf:id:arunas001:20250630090324j:image

 

④ただ今製作進行中の

300ΩMFBスピーカー用 6CM5 4ch OTLf:id:arunas001:20250630090319j:image

 

その他に、修理品もあるが割愛

 

日々、集中力、体力,気力が劣ってくるのを感じるこの頃、良くできた方だ、と自分を励ます‼️

これから本格的な夏場を迎え、すでにバテ気味だが、暑さを吹っ飛ばそう❣️

気合いだ❗️気合いだ‼️

後半期には「7242 大型OTLアンプ」の製作が控えているぜ❣️❣️❣️