真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

JJ 2A3-40se の製作(2)

JJ 2A3-40se の製作(2)

 

製作したアンプが完成しました

ここでまとめて掲載します

 

手元にある2A3一族(アンプに実装してあるものは除く)

左:今回使用する JJ2A3-40 かなり大型に作られている

中:CCI 2A3C 300Bそっくりスタイル

右:曙光電子 2A3 (中国真空管が輸入販売された初期のもの、H型プレート)

 

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左:JJ 2A3-40

中:OPT カットコア型 2.5K  HANAさんの特注トランス

右:整流管 5U4GB 日立

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UXソケット 球が高価なのでソケットも高価なものを使いました(値段はいくらだったかな?)

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シャーシ加工図(セクションペーパーに手書きしてます)

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シャーシ(アルミ3ミリ厚)に貼りつけて穴あけ加工開始

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穴加工が出来ました(まだ空いてないところがある!)

木製枠に収まります、この木製枠は「Woody Allen」さんに作っていただきました

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トランス式アッテネータの製作(1)

信号ライン用トランス式アッテネータの製作(1)

 

facebookで先行して投稿してますが、これまでをまとめて掲載します

 

アッテネータトランスはArito audio Labさんの新製品で優秀な特性を誇ります

 

 

 

トランス式アッテネータの特徴はレベルが小さい時でも低域が劣化しないで豊かに再生します

 

一般に、アンプのボリュームは9時程度で使用することが多いですが、抵抗式アッテネータやボリュームは、この位置以下では低域が減衰して音が貧弱に聞こえます

 

Arito audio Labさんの試作品をお借りしてその点が実によくわかりました

 

左側にあるのがAritoさんの試作品

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というわけで今回は自家用とお友達用に2台製作します。

 

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接続図

 

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製作回路図

 

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ケースはタカチ、スイッチはセイデン、入力セレクターも付、ツマミは大きめのを付けます

 

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ケース加工図

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穴あけして仮取り付け

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MIYAZAKI 7242 OTL の修理調整(2)

MIYAZAKI 7242 OTL の修理調整(2)

 

回路図の作成

 

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現物から回路を拾って作成しましたので、間違いがあるかもしれません、参考程度に見てください。

 

作成に当たってはMJ誌1993年12月号を参考にしていますが、このMJ誌に発表されている回路図と拙作成回路図とは違っているところがあります

 

 

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電源部はLR独立してますが、430V電源とー35V電源は

LR共通使用されているようです

 

 

 

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MIYAZAKI 7242 OTL の修理調整(1)

MIYAZAKI 7242 OTL の修理調整(1)
 
12月1日から、7242OTLの点検をはじめました。
底蓋をはずして中身を見ましたが、かなり年が経っており、また、後にオリジナルでないところも見受けられます。半田付け不良もありそう。
 
テスト的に小出力で聴いている時には気が付かなかったが、特性測定するとDCバランスは何とか取れているようであるが、とんでもないことになっているではないか!
 
最大出力は2Wほど、歪み率は0.5W/8Ω???
 
調べてみると7242カソード抵抗3w1Ωが飛んでいるところがあった。
 
写真:カソード抵抗を5W1Ωに交換中、しかしこの配線は、合理的だが上手とは言えない、いたるところで・・・
 
 
 

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写真:取り外した7242カソード抵抗、12本中6本が飛んでいる
 

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抵抗を取り換え、12AX7、12BH7A、12BY7Aを選別してようやく順調に動き出したが、最大出力は12Wしか出ない?!

もう少しで出るはずだと思いながら・・・

 

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そして、順調に動き出したのにいろいろなぶっているうちに7242電流測定用抵抗0.5Ωがパンクしてしまった(泣)
 
写真:1本は明らかにパンクとわかるが後の1本はテスターで計ったが無限大
 

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3w0.5Ω抵抗だが手持ちが無くて10w0.5Ωに交換したが、ここはあまりW数の大きなのを使いたくないが
 

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しかし、貴重な「7242」が飛んでしまったか!落ち着いて調べてみよう、アンプがバカ重いので作業は大変だ!
 
 
 

来年の妄想

木曜日ころから歯が痛み出して土曜日に治療、痛みは大分治まったが、まだ少し残っている。

今日の日曜日はそんなこともあって、一日ゆっくりしていたが、先日注文した部品が入ってきたので妄想を膨らませてみた。

 

最初は今日届いた荷物から

7241/7242se

 

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中身を取り出してシャーシに並べてみた

7241/7242sseの妄想です

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7241・7242se

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ついでながら

次に製作予定の「AL60se」の妄想

 

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来年早々に製作予定の「2A3-40」se

 

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妄想はここまで・・・・・・

 

4P55seの点検

4P55seの点検

先日引っ張り出してきたこのアンプ、スピーカに耳を近づけるとRCHからかすかにハム音が聞こえる。視聴位置では全く聞こえないが、気になっていたので点検しました。

 

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ノイズ測定をするとLCH:0.6mV、RCH:1mV

 

いろいろ調べてみたがわからない!

 

というわけでこのアンプに使っていたSRPP用CHを2A3アンプに回すため他のシングル用トランスと交換した

 

写真:取り外したSRPP用カソードチョーク、これは京都のオーディオ友H氏から頂いたもの

 

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交換したトランスは小型シングル用OPT、このOPTでもほぼ同様の特性が得られる(12KΩ用が最適)

 

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交換して、ハムはこのチョークの影響だと分かった、

ハムレベルを計ると1.3mVほどにアップ!

アレッ!

と思って、これはいつかあった現象だ、CHの取り付け方向が悪い!と思って取り付け方向を変えると見事にはハムレベルが0.3mV弱に下がった。

 

 

PTからはかなり離れているのであまり影響かないと思っていたがしっかり漏洩磁束をひらっていた。

 

CHの取り付け位置

右側:OK L金具でこの位置にするとよい

左側:NG シャーシに直付け位置はダメ 

 

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CH交換がハムの原因を明らかにした一幕でした。

 

取り付けL金具を作り直し、シャーシに取り付けた

 

 

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ついでに4P55はヒータが暗くて面白くないのでソケット下側からLED照光することに。

 

それなりに明るくなった!

(もう少し明るくてもよさそう)

 

 

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これで一件落着!となりました。

 

このアンプは、いずれ昨日買った「KT170」と交換する予定です