4P55seの点検
先日引っ張り出してきたこのアンプ、スピーカに耳を近づけるとRCHからかすかにハム音が聞こえる。視聴位置では全く聞こえないが、気になっていたので点検しました。
ノイズ測定をするとLCH:0.6mV、RCH:1mV
いろいろ調べてみたがわからない!
というわけでこのアンプに使っていたSRPP用CHを2A3アンプに回すため他のシングル用トランスと交換した
写真:取り外したSRPP用カソードチョーク、これは京都のオーディオ友H氏から頂いたもの
交換したトランスは小型シングル用OPT、このOPTでもほぼ同様の特性が得られる(12KΩ用が最適)
交換して、ハムはこのチョークの影響だと分かった、
ハムレベルを計ると1.3mVほどにアップ!
アレッ!
と思って、これはいつかあった現象だ、CHの取り付け方向が悪い!と思って取り付け方向を変えると見事にはハムレベルが0.3mV弱に下がった。
PTからはかなり離れているのであまり影響かないと思っていたがしっかり漏洩磁束をひらっていた。
CHの取り付け位置
右側:OK L金具でこの位置にするとよい
左側:NG シャーシに直付け位置はダメ
CH交換がハムの原因を明らかにした一幕でした。
取り付けL金具を作り直し、シャーシに取り付けた
ついでに4P55はヒータが暗くて面白くないのでソケット下側からLED照光することに。
それなりに明るくなった!
(もう少し明るくてもよさそう)
これで一件落着!となりました。
このアンプは、いずれ昨日買った「KT170」と交換する予定です