真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

2A3C SRPP OTL の製作(2)

 

2A3C SRPP OTL の製作(2)

 

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STEPHENS OTL AMPのページが見つかりました。

retro vintage modern hi-fi: The Stephens OTL Amplifier

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下の写真はこのホームページから拝借したものです

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 <(1)からの続き>

 

15年ほど前のこと、MJやRG誌にはこのSTEPHENS社製アンプの追製作や類似品の製作記事はまったく見かけませんでした。2A3についてはシングル、プッシュプル共に多数の製作例は多数発表されているのにです。これはあまり魅力が無いのかなぁ?と思いながら具体的な設計製作に取り掛かったのは2013年5月頃からでした。(写真のおかけで年月が分かりました)

当時2A3シングルアンプ(モノーラル2台)も並行製作していましたので、4つのシャーシを並行して設計製作しました。(この頃はまだ体力がありましたね)

現役時代でしたから、延べ時間がかかること。結局シャーシの穴あけ加工ができたのは夏になっていました。

先に2A3パラレルシングル製作を完成しましたが、2A3 SRPP製作は正月を越してしまうことになります。

 

製作過程は以下の写真でご覧ください、撮影日付が記入されていますので進行状況がわかります。

 

写真:手前の黒色はマッチングトランス(TANGO FT-50-600)、後ろの茶色いのはパワートランスで、京都のオーディオ友miyaさんの製作になる特注品。

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一寸見えませんが、セクションペーパに図面を描いて張り付け、穴あけをします。

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同時に進行していた2A3パラレルシングルのシャーシ

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SRPPの方も穴開け加工ができました。

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この後、シャーシ4個は黒アルマイト処理に出しました、2週間ほどで出来上がってきましたので部品の取り付け配線を始めます。

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一台目のL側配線ができましたので通電調整

この4本の2A3は「曙光電子製2A3」

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いつものようにテスターを動員して通電チェック、10月6日付けになってます。

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1台目に倣って2台目を配線、左右対称に配置したので配線がややこしい。

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2台目R側も配線ができて通電チェック

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LRがそろって出来上がりました。(1月12日付けで年越し)

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写真の日付けを見ていると、完成を見たのは年を越して2014年1月13日となってますね。

 写真下に使っている2A3は、L側は先述の曙光電子の2A3、R側はシングルアンプ用に買った2A3B(PSVANE)でベースが白い

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通電調整も順調に進んでいる様子。ドライバー段の6K6と2A3は直結になっているので電流監視用メータを使っている。

2A3の電流は90~100mA(2本分)、

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<続く>