真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

真空管アンプ製作回路(40) E130L(T)pp

真空管アンプ製作回路(40) E130L(T)pp

E130Lは欧州生まれのトッププレート球でレッキとしたオーディオ管である

外見からは大型の水平偏向出力管のように見える。

この球と出会ったのは、古いラジオ技術誌を整理していた時に石渡氏発表の記事を見てからである。この頃は仕事が忙しくてオーディオ誌もじっくり読むことがなかったころである

早速E130Lを買い求めたが新品未使用品なので思っていたよりかなり高価かな球だった。それでプッシュプルアンプに使うことにした。

 

このE130Lの三結特性は素晴らしく300Bも真っ青になるようなきれいな特性が発表されている(オーディオ用真空管マニュアルによる)

 

回路の説明

増幅部は先出の石渡氏のものをそのまま使用させていただいたが、OPTは6C33Cpp用

TANGO XE65-1(1.2k)を使用

電源トランスはTANGO MS-360を使った、このトランスは2A3ppステレオ用、問題はE130LのEsgでDC250Vを超えてはならないと石綿氏の注釈がついている

そこでMS-360のAC280Vをチョークインプット整流したのち、ブリーダー電流を流してさらに小型チョークコイルの内部抵抗を利用して電圧を下げDC235Vにして供給している

更にスロースタートタイマーをいれてスイッチオン時の電圧が高くなるのを防いでいる、これでE130LのEp+EsgをDC250V以内にすることが出来た。

同トランスには他にAC320Vがあるのでこれを増幅段電源とした。

 

珍しくひずみ率測定データが出てきた、最大出力は25Wかな、欲目には30W❣️

低電圧大電流動作となっているが、出てきた音は?拙宅へ聞きに聴きに来てください

 

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