真空管アンプ製作回路(47) 26HU5(P)×4×2 OTL-PTL
OTLアンプから電源トランスを使わないアンプ、パワートランスレス方式のOTLアンプ、重い電源トランスがない分軽い
出力管はOTLにはよく適している大型水平偏向出力管26HU5をフッターマン方式のEP<Esgで使用している。ただしEsgの上限が260Vなので注意を要するところ
電源はAC100Vを整流して使っている、そのために電源回路がややこしい感じになっているが、一つ一つの回路は単純で、2倍圧、3倍圧、4倍圧整流などで必要な電圧を得ている
出力段Ebbは単電源方式でAC100Vを2倍圧整流して得られる電圧で制限される。
Esg電源は260Vを超えないようにCHを入れ、平滑化を図り、そのDCRでEsg電圧が上がらないようにしている
この出力段にはOTL回路に必要な打消し回路が無いように見えるが、最初はBPN方式にしていたが、出力管をCFドライブしているので下側にはNFBがかかっているようで、この状態でうまくACバランスがとれている様だ(下側に負帰還がかかって打消ししている)
スピーカ出力には直列に電解コンデンサーが入るが、この電解コンデンサーは音質に影響するので良質のものを使う。
最大出力は30W/8Ω弱程度あり、26HU5三結より高出力となっている.
このアンプは関西のオーデイオ友S氏の下に嫁いでいる。活躍してるかな?