35FV5(T)×6 OTL mono の製作(5]
この OTLアンプは、「カドウ式」と名付けましたが、これは過去のMJ誌に発表された加銅鉄平氏の記事内容を主に、手元にある真空管や電源トランスを使い内容を1部変更して製作しました。
加銅式の特徴を私なりに理解して次の様にまとめてみました。
①初段は12AT7のSRPP
②位相反転段は強力な双三極管5687によるSRPPとカソード抵抗代わりの12BY7Aによる定電流
③出力管は26HU5×4SEPP OTL
④出力管バイアスの取り方が、バイアス専用回路からSEPP上下球に供給されている
これらの特徴を壊さない範囲で、製作しました。
主な変更点は③出力管を35FV5×6に変え、④バイアスの取り方SEPP上下独立した回路から取るようにした。
また、メンテをしやすいようにセンターゼロメーターをつけて、出力管のDCバランスをしやすいようにした。
これらは回路図を参照してください。
なお、加銅氏発表記事はMJ誌をご覧ください。MJ誌2004年9月号その他