真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

 

ETONE 6336A OTL

20191211

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ちょっと時間ができたので、今夜はこのアンプであそびます。

中古品をゲット、DCバランスが取れないとのことでした。

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元はETONE製らしいが、どこにも社名が無い

球の構成は
6267-12AT7-6336A×2

ステレオ構成である。

6336AはOTLによく使われた球、元はDC電源制御管

さて、これから電源をいれます。

美品なので大切に再調整したいものです。

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追記1
このアンプは出力段の電源がLR共通になっているので、出力DCバランス調整が厄介。
シーソーの様にあっちをあげればこっちが下がりの繰り返しで、バランス調整がむつかしい。

夕食ごから何度か調整して何とかバランスしてきたが、まだ不完全。

この先は、IPを見ながらやらないとダメだなぁ〜

これは、バランス計だけでは慣れない人には難しい。

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追記2
電流計を入れて6336A のIPを監視しながらDCバランスを調整すれは簡単にとれる。

IP=100mA(50mA/1本)

 

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電流監視にはアナログメータが便利
 

 

20191212

今朝、昨夜の状態で通電。

 

DCiバランスはとれるが、DCvのバランスが悪く20Vほど+側が高くなる。したがって出力DCバランスが悪くなる。

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これは6336A の各ユニット間、球管の特性バランスが悪いからで、4本特性の揃った球でないと解決しない。

DCバランスをLUX型のように改造すれば良いのだが、思案のしどころ。

手間でも6336A を単体で測定してみるかな?

しかし、困った事が一つあり、6336A のプレヒートがない。そのため、電源投入時に6336A のIP立ち上がりにバラツキがあると、早く立ち上がった球に電流が集中してしまう。
これは、6336A OTLでしばしば経験したことで、フレヒートを十分しないと、一つのユニットや球に集中してしまう。

この対策には6336Aカソード側に1Ωの抵抗を入れるとかなり軽減されるのだが。

 

6336A マニュアルでは30秒のフレヒート時間を規定している、

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