真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

6528Aプッシュプルアンプ(1)

★忘れないうちに投稿シリーズ★

 

6528Aプッシュプルアンプ(1)

 

双三極管「6528A」はよく知られている「6336A」のハイミュー管です。

https://tubedata.jp/sheets/077/6/6528A.pdf

https://tubedata.jp/sheets/049/6/6336A.pdf

 

この球を知ったのはMJ誌上でPAL社の広告を見てからで、6336AはOTLに使っていましたのでよく知っていましたが、そのハイミユー管だと知り面白そうだなぁと思って早速買い求めました。しかし球を買ったままになり、実際にアンプ製作したのはそれから1年ほど後になりました。

その頃、MJ誌上に加銅鉄平氏がOTLアンプを精力的に発表されていた時期でしたので、最初はOTLにしてみようと思って回路設計上では、当初の回路案から加銅鉄平氏がOTLアンプで採用されていた案を拝借しました。

これには理由があり「6336A」も使えるようにと思って増幅段を強力にしたかったからです。

 

そうこうしている内にMJ誌上でプッシュプルアンプが渡辺直樹氏によって発表され、丁度OPTがありましたのでプッシュプルアンプに変更しました。

それで回路は増幅段はOTL、出力段はプッシュプル、電源部は独自設計とへんてこな寄せ集めの回路構成となりました。

(回路図は後の掲載します)

 

それでどうしても電源トランスを特注しなければならなかったので思案していたところ、京都でトランスの特注を受けてくれる会社があると聞き早速電源トランスを特注し、アンプ製作が始まりました。

まだ現役時代でしたから製作には1年ほど要しました。

 

写真:特性測定しているところ、手前の赤ランプはDISCOVERY測定装置、下はダミー抵抗(上だけしか見えないが)

増幅段の球数がステレオで8本と多い

f:id:arunas001:20200625150438j:plain