真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

6AS7G ppの修理

過日ヤフオクゲットしてあった6AS7G ppの点検修理をしました。

現品の外観は、保存状態が良かったのか、長期間経過している割には美品です、使われている部品から考えると半世紀近く経っているものと思われます。

 

写真は一旦修理したところ、出力管6AS7Gは最初からついていたRCA製をつけている。

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今時点では、ほぼ修理できましたが、まだ少し宿題を残してしまいました。

 

入荷した状態では、出力出るが、LRで状態ががなり違いがあり、いわば、働いてない状態でした。

 

現状把握し、怪しげな電解コンデンサやオイルチューブラなどを交換して慎重に通電、点検しました。

現物を見て回路を頭の中にいれながら各部電圧をテスターで点検、LRでかなり違いがあり、真空管とにらんで、順守交換したところ、何とか動作するようになってきました。

 

このアンプに使われている黒い片リード型抵抗は初めて見るもので、しかも0.02%と記載されているには驚いた。調べている内にわかったが、この抵抗1本のリードが断線していたのがあった。

 

 

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最初は出力管6AS7G、初段の12AT7、次段6FQ7などを交換して、それらしい働きになってきたが、LR間で動作がかなり違う。はてな

 

良く考えて見ると、最初は上手く働いていたはずなので、部品交換と真空管の交換で上手く働くだろうと踏んでいたが、どうも様子がおかしい。

 

特に12AT7を交換すると、全く様子が変わる?

 

で、直結回路の動作確認すると、矢張りこの初段とPK分割回路の働きが変?とわかり、デカップリング抵抗47kを100kに変えると、どの12AT7でもほぼ同じ状態で働くようになった.

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次はLRの出力差異、出力管6AS7Gを交換して球かどうか?

この球6AS7Gはバラツキの大きい球なので、在庫の新品と交換すると、バランスよくなった。

無帰還なので球の個体差があり怪しげな、6FQ7を1本交換してLRが同じ状態に近くなった。

 

元使ってあった6AS7Gに戻すと歪率に差があるが、なんとか使えそうな範囲なので、一旦この状態で最終テスト最大出力の確認。

10Wは出るかな?と思ったら4.5W程、しかも最大付近になると、波形の上側にヒゲが出る!直結回路付近と睨んで、条件を変えてみたがほとんど関係なさそうなので一旦終ることにしました。

 

再生ラインに繋いで音出し

普通に良い音で鳴ってましたが、1時間ほどするとR側から小さなハムが出てきた。

 

古いアンプは、何が起こるかわからないなあ? 

 

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と、ここで一旦終了する事にした。

 

昨日の間にやってしまう予定が、意外と手間どってしまったが、次の別件があるので、20日ころまでこのままにします。完全に直ればヤフオクに戻す予定。

 

ではでは