真空管8B8は、良く知られた6BM8のヒーター8V管で、他にヒーター違いの16A8、32A8、50BM8があり、真空管TV時代には垂直偏向管として活躍した球でした。
写真
OPT製作者A ritoさん製作の16A8差動アンプを紹介させていただきます。このアンプの定電流部は半導体素子を使っています。
この球は三極五極管で、三極部は電圧増幅に、五極部は電力増幅につかわれます。つまり1本でシングル、2本でブッシュプルアンプができる便利な球です。真空管TVがなくなって、オーディオ用に活用されるようになりました。
今回の真空管差動アンプにはこの8B8を8本使います。
先に説明しましたように、アンプ部に2本、定電流部に2本、これをステレオにするため倍の8本を使いますが、同じ8B8を8本使います。
球を8本も使いたくなければ、定電流部に半導体を使えばもっと簡単にできます。しかし、ここは真空管を使うことにこだわりました。
写真右側
12月8日横浜カナックホールで開催された真空管アンプの会に参加した8B8差動アンプ