16LU8 SRPP(1)
15KY8Aが大変良かったので同じ垂直偏向出力管仲間で三極五極管の16LU8を使ってSRPPを作りました。このアンプは手もとにあり、小型低消費電力なのでBGM用アンプとして毎日活躍してます。
真空管の大きさは15KY8Aより一回り大きい
この球にはヒータ電圧の違いで6/16/21LU8の3種類があり、お手持ちの球とソケットがあれば費用も少なくて済むのでお手軽にできます。電源を工夫してPTLにすればさらにローコストにできます。
使っている料理用アルミトレーシャーシはDIY店で買ったもので、大中小5種類ほどがあります。薄板強化アルミですから穴あけ加工は楽ちん、表面はアルマイト処理してありますので塗装の必要がありません。
実験用感覚で回路も部品も少なく週末休日で製作できます。
少し回路について野暮な説明しますと
先に掲載した15KY8A SRPPと同じ2段SRPP構成です。出力端子に16Ωを設けています。
最大出力は3.W強と15KY8Aよりやや大きくなりましたが、このあたりがマッチングトランスST-62との兼ね合いで丁度良いところでしよう。最適負荷抵抗は600~800Ω付近にあると思われますので該当するマッチングトランスがあればさらに高出力が期待できます。
(注:今、600Ω:4/8/16Ω7Wのマッチングトランスを
ARITO'S AUDIO LAB さんへ特注していますので入荷すればテスト結果をアップしますのでしばらくお待ちください)
ヒータ電圧の取り方ですが16LU8の場合、5V3巻き線直列に15Vで問題なく働きます。21LU8の場合は6.3Vを3個直列で18.9Vになり少し低いですが、実際使用して問題無いようです。
マッチングトランスはST-62から15KY8Aで使った400Ω:16/8/4Ωに交換しましたが、リード線は長いまま仮配線にしてます。