真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

真空管アンプ製作回路(22)6336A/B×2P×2CH SEPP OTL

真空管アンプ製作回路(22)

6336A/B×2P×2CH SEPP OTL

6336A/Bは前回紹介した6AS7Gの兄貴分、

武末数馬氏のRG誌発表作品やLUX-MQ36、その他ガレージメーカ製もあるのでしばしばヤフオクにもよく出ている

6334A/B6AS7Gなどと同じくばらつきの大きい球で使いこなすのが難しい、中でも米国球はバラツキが大きくOTLに使えない球もある、国産ではNECがよくそろっていた感じ。ヤフオクでゲットするときは注意を要する

6AS7Gとは違った点もあり、製作上難しい点があるが、注意すべきことは同じ

単管でも8Ω対応OTLが製作できるが、マッチングトランスを使って最適負荷抵抗72Ω付近で使うとよい。しかし、出来れば2本で作りたい。

最近は6C33Cがよく使われるようになっているが、これも難しい球であるが、価格的にはこちらの方が安価である

出力段はLUX MQ36の回路から借用したが、少々不揃いな球でもDCバランスが取りやすい。がこのバランスVRの熱対策が大事で、しっかりした可変抵抗器を使いシャーシから浮かせるなど熱遮蔽に注意して取り付けたい、

調整中、何度もプレートを赤く染めてしまったことがあるが、なかなか丈夫な球である

 

モノラルで2台を組み込み、写真に見える下の木製ケースに電源部トランスが入っている、したがって上のアンプは軽いが木箱は重たい

このアンプも今里帰りしてメンテナンスしている