フッターマン H-2型 10CW5×10 OTLの製作
今回から「10CW5」を使ったH-2型OTLアンプを製作します
10CW5の基準管は良く知られた6CW5のヒータ10V管です.仲間にヒーター電圧違いの6/8/10/15WC5などがあります。
OTLの場合、10V管は10本直列にしてAC100Vから点火できますので便利です。
H-2型OTLの出力管に使えるのは、オリジナル球12B4A などバイアス電圧が20〜40Vの小型出力管が製作しやすいと思います 。
次作で予定している「6C19P」や「7233」も使いやすい球です。
一般にOTLに良く使われる6AS7Gや6080などの電圧制御管はバイアスが深いのでH-2型は不向きですが、安価で多数出回ってますので、Epを60〜90V程度に下げて使うと良いでしょう。
40KG6Aなど大型水平偏向出力管を使う場合は、出力管をH-3型のEp<Esg方式にすると高性能OTLアンプになります。
写真:フッターマンH-2型 10CW5×10 OTLのシャーシ検討図、
在庫ケミコン250v1800uFを6個使いますが背が高いので、シャーシ内に沈めて取り付けます。
プリント基板は前作の12B4A×10に似た回路で、寸法部品配置もほとんど同じです。