真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

★忘れないうちに投稿シリーズ★

50C5 SRPP (2)

写真は現在の50C5 SRPP

中央が12AX7、左右が50C5が2本ずつ、白い2個の円筒形は出力コンデンサー:ASCフィルムコン40uF/330Vac、マッチングトランスSANSUI ST-32(350Ω:8Ω)、はシャーシ下についている。再製作初期から何度か改造して今日にいたっている。

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当時たぶんこんな回路で作ったであろう回路図です.

使う球はステレオで12AX7:1本、50C5:4本の5本です。

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初段を12AX7にしたのは、当時持っていた球をつかいましたが、ヒータ点火方法から決めたことです。

12AX7と50C5はヒータ150mA球ですから直列にしてAC100Vから点火できるように12AX7のヒータ中点をコールド側にして50C5ヒータと直列にすればよいのではと考えました。しかし12AX7片側のヒータは6.3V、対する50C5ヒータは2本で100V、直列では106.3Vになります、でAC100Vでちゃんと点灯するかな?、これはやはりトランスレス球の良さで問題なく点灯。最初に個別のヒータ電圧を確認したが、12AX7は6V程度の電圧が確保できていたように覚えている。

当時はテスターしかないので電圧確認のみ、1発でOK!音が出て感激!!。このアンプと組み合わせるステレオ放送受信用2CHスーパラジオ受信機を、当時広帯域受信できる5球スーパ用キットを二つ買って製作、NHKや民放のステレオ放送が楽しみでした。ステレオLPレコードは高価で買えませんので、もっぱらラジオを聞くことに使いました。

しかしこのアンプ、新婚時に一部屋アパートへもっていこうとしましたが、スピーカを置く場所が無く、そのまま実家に置いてきたので、後にガラクタ廃棄処分されてしまいました。(残念!)とここまでは昔の話し。

 

この「50C5 SRPP」を、ずっと後の65歳頃になってから再現しようと製作したのが上の写真アンプです。