★忘れないうちに投稿シリーズ★
Technics 20A 擬き OTLアンプ「20AーM」(2)
T-20Aの全回路図は各種の参考文献に掲載されているので掲載を控えますが、当方が自作した20A-Mについては投稿内容に進捗によって投稿します。
Technics 20A
T-20Aの代表的な特長を上げると
①テクニクス方式と呼ばれる打消し回路
②増幅段は6BQ5プッシュプルアンプ並み
③出力段は松下電器産業が独自に開発した球といわれる50H-B26を採用
④出力管50H-B26はEP<ESgのフッターマン型
⑤モノラルアンプブロック2台を一つのシャーシに組み込んだ
T-20Aを特長づけているのは、綿密な回路設計であろう。中でもテクニクス方式と呼ばれる打消し回路はこのアンプを特長付けている、それに増幅段は6BQ5プッシュプルアンプ並みの構成、モノラルアンプブロックを2台組み込んだシャーシ構成、自作するにしても、ちょっとやそっとでは手を出しにくい。
50H-B26は松下電器が水平偏向出力管25E5をオーディオ用に開発した球であることはよく知られているが、今では高価で20本以上の同一ロット品を入手するのはこれまた難しい問題でしかも高価である。
その他に実際の現物を見ると各所にノウハウが詰まっていることを付け加えておきたい。
さて、自作に当たって一番問題は50H-B26を20本以上入手することでした。ヤフオクを見ていても出品数は多くは1~4本、数量を集めるのも大変、同一ロット品を多数集めるのは極めて困難としばらくはあきらめていた。
ある時、50H-B26のヒーター電圧25V管25HX5が存在し、米国から入手できそうという情報があり、あの超円高時代に30本輸入しました。
50H-B26:写真はWEBから借用
参考文献
https://audio-heritage.jp/TECHNICS/amp/eaa-2007.html
https://radiomann.sakura.ne.jp/HomePageVT/Audio_JP_Beam.html#50HB26