真空管アンプ製作

真空管アンプの自作記事です

IKEDA 6AS7G×4OTLの改造

大仕事が一段落しましたので息抜きに先に製作したこのアンプを一部改造します

 

改造品は以前に製作したIKEDA式ゼロバイアスOTL 6AS7G×4を追加で改造し26HU5が使えるようにします

 

このアンプは6AS7G/6080/6082の4×2として製作しました。

通常使用ては半分の2×2で充分ですので、シャーシ後方のソケットが2×2が遊んでいました.

そこへ26HU5(T)が使えるように改造します、ヒーター電圧はどちらも26Vなので、他の配線を変えるだけです 

 

実使用では6082と26HU5は別々に使います

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写真は6080搭載
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16時30分ころ改造できました.配線を点検し26HU5を4本任意に選んでテストしてます。

 

後ろ4個が26HU5(T)、前4個が6082となります。

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ドライバーTRがかなり高温になります、この辺りは6082と同じ程度ですが、夏場には辛いところです.

手前のプリント基板の放熱板がついたのがドライバーTR

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結果

最大出力は3.5W程度、6080/6082と同じ程度ですかな、球により多少の違いがあるかも。

 

波形観測では、最大出力付近で波形の下側が先にクリップするので、これを改善すると4W位になるかも、それには基板パターンを一部改造しなければならないので、一先ずこのままで試聴します。

 

このアンプはヒーター26V管の6082と26HU5(T)専用とし、ヒーター6.3V管6AS7G、6080は別に4本使える同じアンプを製作することにしました。これは沢山在庫がある6080/6AS7Gを使えるようにするためです。幸いドライバー基板があと2枚いただいたので、それを使います、製作時期は未定ですが。

 

追記

夕食後から試聴しました。長時間運転では放熱板がかなり熱くなるので、小型ファンで空冷しています

水平偏向出力管のゼロバイアスOTLの響きは素晴らしいですね、6080系の球よりg1プラス動作が良いからではないかと思います。

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