夏用真空管アンプ(6)
⑥E130L(T)pp
「E130L」はヨーロッパ生まれの球、トッププレート球なので水平偏向出力管のように見えるが、れっきとしたオーディオ管(正式にはレギュレータ管かも?)である、三結特性の直線性が良い。
最近の雑誌記事では「E130L」を使ったアンプの製作記事を見かけないが?
RG誌に掲載されていた石渡博氏の製作記事を拝読して製作した
夏用のプッシュプルアンプとして取り上げたが、アンプ全体の発熱量は少なく、電源トランスなどには余裕があるのアンプ自体の発熱量は少ない、少々暑くなっても使える。
写真:普通のスタイルにまとめた
回路構成はほとんど石渡氏からのコピーであるが少し工夫を加えた。
・電源トランス:TANGO MS-360
・E130L電源部整流回路はチョークインプットにした
(Cインプットでは電圧が高すぎるため)
・OPT:TANGO XE-65-1(1.2kΩ)これは6C33C用
「E130L」を使う上で注意したいことはEsg=250Vに制限されているので、三結の場合、b電圧は250V以上にならないようにする、 石渡氏の記事では250Vを超えるとすぐにSgがダメになるとのこと。
歪率特性:1kHzのみ
最大出力:25W
音の良さは特性からでは判断できないが、自作品なので自画自賛です。